その眩しさから時間だけを切り取った様に目が覚めてもまだ光はぼやけている懐かしい名前が思い出せない僅かな呼吸の隙間から記憶は零れていく誰かと通じ合ったつもりでいたいと虚像を塗り重ねた身体は重く刷り込まれた思考が語る当たり前は胸に詰まる鉛の針痛くなる程近いその姿は鮮明に花が枯れていく最期のひとひらを見ていた目が覚めてもまだ光はぼやけている景色が心を置いて通り過ぎても忘れた名前を呼ぼうとしてこの手は冷たく震えた崩れそうな距離で触れようとした此処には思い出だけだすれ違う人も弱く光る街頭も不安を募らせていく全て離れていってしまうのは自分のせいだ花が枯れていく最期のひとひらを見ていた目が覚めてもその名前を思い出せない景色が心を置いて通り過ぎても忘れた名前を呼ぼうとしてこの手は冷たく震えた懐かしいその名前を呼ぼうと辿る辿る二度と見落とさないよう